「希望休を取れないのはパワハラ」と感じているあなたへ。
本来、働く人には休みを取る権利があります。
それなのに、
など、理不尽な扱いを受けていませんか?
そんな状況が続くと、「私の考えすぎ?」と自分を責めてしまうこともありますよね。
しかし、希望休を取りづらい環境は決して当たり前ではありません。
上司の圧力や職場の雰囲気によって自由に休めない状況が続くなら、それはハラスメントの可能性もあります。
この記事では、希望休を取れないパワハラがある職場は早く辞めた方がいい理由、そして今の職場で限界を感じた時の解決策を紹介します。
無理をし続ける前に、一緒に考えてみませんか?
【体験談】希望休が取れない職場はパワハラ?限界を感じたバイト経験
大学3年生のとき、生活費を稼ぐために飲食店のアルバイトを始めました。
初めてのバイトではなかったものの、ここまで厳しい職場は初めてでした。
最初は「まあ、どこのバイトもこんなもんか」と思っていましたが、だんだんと異常な環境に気づき始めたのです。
一番つらかったのは、希望休がほとんど取れないことでした。
シフトの提出のときに「この日は友達と約束があるので休みたいです」と店長に伝えたところ、返ってきたのは冷たい一言でした。
「そんなの無理だよ。お前はまだまだ経験が足りないんだから、出てきて当然だろ!」
その場の空気が一気に凍りついた気がしました。
店長の視線は厳しく、断る余地すらないような雰囲気でした。
周りの先輩たちも、それを聞いてクスクス笑いながら「そんなの、みんな頑張ってるんだからお前だけ特別扱いはできないだろ」と言いました。
まるで、希望休を申請した自分が悪いことをしたかのような空気が流れていました。
「え…?普通、希望休って取れるものじゃないの?」
頭の中でグルグルと考えながらも、逆らえる雰囲気ではありませんでした。
それからというもの、シフト希望を出すのが怖くなり、何も言えなくなっていきました。
さらに最悪だったのは、シフトが勝手に増やされることでした。
「人手が足りないから」という理由で、週3日の約束だったのに週5、週6とどんどん増えていきました。
授業やゼミの課題があることを伝えても、「お前、バイトより遊びを優先するの?」と店長に言われ、断れませんでした。
身体も心もどんどん疲弊していきました。
バイトが終わるころにはクタクタで、家に帰ると布団に倒れ込む日々。
休日もほとんどなく、友達と会う時間すら作れませんでした。
「なんで俺、こんなに追い詰められてるんだろう…」と、夜中にため息をつくことが増えていきました。
ある日、ついに限界が来ました。
その日も無理やりシフトを入れられ、心身ともにボロボロの状態でした。
店長に「すみません、もうこれ以上続けるのは無理です」と伝えたところ、「お前、勝手に辞めるとか無責任すぎるだろ!」と怒鳴られました。
でも、もう耐えられませんでした。
翌日、改めて店に行き、直接「辞めます」と伝えました。
最後まで引き止められましたが、「申し訳ありませんが、もう続けられません」と何度も繰り返しました。
やっとのことで退職が認められたときは、心の底からホッとしました。
希望休が取れないどころか、無理やり働かされる環境は、今思えば完全にパワハラでした。
あのとき、思い切って辞めて本当に正解だったと思います。
希望休を取れないパワハラがある職場は早く辞めた方がいい理由
「希望休を申請したのに通らない…」「理由もなく却下されるのはパワハラでは?」と感じたことはありませんか?
本来、希望休は労働者の正当な権利です。しかし、職場の環境によっては、それが認められないケースも少なくありません。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
- 人手不足で休みが取りづらいから
- 上司のパワハラ気質が影響しているから
- 職場全体がブラック体質だから
希望休が取れない職場には、明確な理由や特徴があります。それを知ることで、自分の職場が問題のある環境かどうかを判断しやすくなります。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
人手不足で休みが取りづらいから
人手不足の職場では、希望休を取るのが極端に難しくなります。
なぜなら、もともと働いている人数が少なく、一人でも休むと業務が回らなくなるからです。
- アルバイトやパートが不足し、常にギリギリの人数で回している
- 急な欠員が出ても補充されず、他のスタッフに負担がかかる
- 「みんな休めていないんだから、お前も休むな」と圧力をかけられる
このような状況では、希望休の申請自体が許されない空気になりがちです。休みを取る権利があっても、それを行使できない環境はブラック職場の特徴と言えます。
上司のパワハラ気質が影響しているから
上司の考え方によって、希望休が通らないこともあります。
なぜなら、パワハラ気質の上司は「部下は自分に従うもの」という考えを持っており、休みの希望すら認めないことがあるからです。
- 「休みたいなら辞めろ」と脅される
- 希望休を申請すると「そんなの通るわけない」と一蹴される
- 休みを取ると、わざとシフトを減らされるなどの嫌がらせを受ける
このような職場では、上司の機嫌次第でシフトが決まることが多いです。希望休が取れないどころか、日々の勤務にもストレスを感じやすくなります。
職場全体がブラック体質だから
希望休を認めない職場は、ブラック体質である可能性が高いです。
なぜなら、ブラックな職場では労働者の権利よりも、会社の都合が優先されるからです。
- 「休むのは甘え」といった風潮がある
- 従業員の希望よりも、会社の利益や売上が最優先される
- 休みを取ることに罪悪感を感じるような空気がある
こうした環境では、長く働くほど精神的に追い詰められてしまいます。希望休が取れないことに悩んでいるなら、早めに抜け出すことを考えた方がいいでしょう。
希望休を取れないパワハラがある職場で限界を感じた時の解決策
希望休が認められず、さらにパワハラまである職場にいると、精神的にも肉体的にも疲れてしまいますよね。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
今の職場で何とか状況を改善できる可能性があるなら、それを試してみるのも一つの方法です。もし難しければ、新しいバイトを探したり、思い切って辞めることも考えるべきかもしれません。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
信頼できる人に相談して環境を改善する
希望休が取れないことやパワハラの問題を、信頼できる人に相談することで、環境を改善できる可能性があります。
なぜなら、自分一人で抱え込むよりも、周囲の力を借りることで解決策が見つかりやすくなるからです。
- 店長のさらに上の立場の人に相談する
- 信頼できる先輩や同僚に間に入ってもらう
- 労働基準監督署や労働組合に相談する
職場の問題を一人で抱え込むと、精神的に追い詰められてしまいます。まずは、あなたの状況を理解してくれる人に相談し、何かしらの改善策がないか探してみましょう。
新しいバイト先を探し始める
もし職場の環境が改善されないなら、新しいバイト先を探し始めるのも良い方法です。
なぜなら、無理をして今の職場に居続けるよりも、自分に合った環境で働いた方がストレスを減らせるからです。
- 求人サイトで希望休が取りやすいバイトを探す
- バイト先の口コミを調べて職場環境をチェックする
- シフトの融通が利く職種を選ぶ
新しいバイトを探すときは、今の職場の問題点をしっかり把握し、それを避けられる職場を選ぶことが大切です。焦らず、自分に合った仕事を探しましょう。
バイトを辞めて心と体を休める
今の職場があまりにもつらいなら、無理をせずにバイトを辞めて休むことも大切です。
なぜなら、精神的に追い詰められた状態で働き続けると、体調を崩してしまう可能性があるからです。
- 退職の意思を伝えてスムーズに辞める
- 退職代行サービスを利用して円滑に退職する
- しばらく休んで次の仕事を探す
特にパワハラがひどく、店長に直接辞めると言いづらい場合は、退職代行サービスを利用するのも一つの手です。バイトなら1~2万円程度で依頼できることが多く、精神的な負担を減らせます。
どんなに頑張っても、環境が悪ければ働き続けるのは難しいもの。あなたの心と体を守るためにも、無理せず次の一歩を考えてみてくださいね。
【Q&A】希望休が取れないのはパワハラと悩んだ時の疑問に回答
ここでは、「希望休が取れないのはパワハラなのか?」と悩んだときによくある疑問について、分かりやすく回答していきますね。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
希望休を取らせてもらえないのはパワハラになる?
希望休を認めないこと自体は、パワハラとは限りません。
会社側には業務上の理由で休みを調整する権利があります。
ただし、特定の従業員だけに希望休を与えない、休みを申請したことで嫌がらせをする、退職を強要するなどの行為があればパワハラに該当する可能性があります。
単なるシフト調整の範囲を超えて、不当に扱われている場合は、パワハラの可能性を考えて対処を検討しましょう。
希望休を拒否された場合、どこに相談すればいい?
まずは上司や人事に理由を確認し、話し合うことが大切です。
それでも改善されない場合は、労働基準監督署や社内の相談窓口(コンプライアンス部署など)に相談できます。
パワハラの疑いがある場合は、各自治体の労働相談窓口や法テラスに相談するのも有効です。
会社内部で解決が難しい場合、外部の専門機関を利用することで、適切な対応を取る手助けをしてもらえます。
希望休を理由に嫌がらせを受けたらどうすればいい?
希望休を申請したことで上司や同僚から嫌がらせを受けるのは、職場環境として問題があります。
まずは証拠を残し、どのような嫌がらせを受けたかを記録しましょう。
その上で、人事や労働相談機関に相談し、適切な対応を求めることが大切です。
場合によっては、職場環境の改善が難しいため、転職を視野に入れることも選択肢の一つです。
希望休が一切取れない会社は違法?
希望休の取得が認められないこと自体は、法律違反とは言えません。
ただし、法律で定められた有給休暇を取得できない、または希望休の申請を理由に不利益を受ける場合は労働基準法に違反する可能性があります。
希望休がまったく取れない状況が続く場合は、労働基準監督署や専門家に相談し、自身の労働環境を見直すことが大切です。
希望休が取れない職場を辞めるのは甘え?
希望休が取れないことに対する感じ方は人それぞれですが、仕事とプライベートのバランスが取れない職場環境が続くと、心身に負担がかかることがあります。
希望休を取れないことでストレスを感じ、働き続けるのが難しいと感じるなら、転職を考えるのは決して甘えではありません。
自身の健康や生活の充実を大切にし、より良い環境を求めることは前向きな選択です。
【まとめ】希望休が取れないのはパワハラと感じているあなたへ
希望休が取れない状況が続くと、精神的にも体力的にも負担が大きくなりますよね。
特に、理不尽な理由で休みを拒否されると、「自分のことを大切にできていない」と感じてしまうこともあるでしょう。
もし今の職場で無理をしすぎていると感じるなら、一度立ち止まって、これからの働き方を見つめ直すのも大切です。
休みを取ることは決してわがままではなく、働き続けるために必要なこと。
自分にとって無理のない環境で働くことを考えてみるのも、一つの選択肢ですよ。
あなたが心身ともに健康でいられる職場を見つけ、安心して働ける環境を手に入れられることを願っています。